自己受容と自己肯定の違いを知って、自信を持って生きる方法
あなたは「自己受容」と「自己肯定」の違いを知っていますか?
私も最初は同じものだと思っていました。
どちらも自分を肯定する言葉だと思われがちですが、2つの意味は若干異なります。
そこで今回は「自己受容と自己肯定の違いを知って、自信を持って生きる方法」をお届けします^^
こんな人にオススメ
- 仕事やプライベートで上手くいかないことがあった時に、自分を責めて落ち込んでしまう。
- 自信が無くて毎日失敗しないか不安でいっぱいになっている。
- もっと自信を持って行動できるようになりたい!毎日を楽しく過ごしたい!
自己受容とは何か
「自己受容」の定義
まずは「自己受容」の定義について説明します。
ライフセレクトマジックコーチングでは次 のように定義しています。
【自己受容】
「ありのままの自分」や「ありのままの現状」を受け容れること。
自己受容ができないとどうなるの?
自己受容できないと仕事やプライベートで失敗したり
悪い出来事が起こったときに「私が悪いんだ…」と自己否定して、自分を苦しめてしまいます。
自己否定を繰り返していくうちに、「失敗した私=ダメ」「自分には価値がない」と思い込んでしまい
さらなる自己否定のループを引き起こします。
自己肯定とは何か
「自己肯定」の定義
次に「自己肯定」の定義を説明します。
【自己肯定】
ありのままの自分や現状を受け容れた上で、「自分に価値がある」と思うこと。
自己肯定ができないとどうなるの?
自己肯定ができないと、何か挑戦や行動をするときに
失敗を恐れて行動を止めてしまい、成長やチャンスを逃しやすくなります。
また「できない」セルフイメージがあるので、行動を起こしたとしても
上手くいかない状態を引き寄せてしまい、自己否定につながってしまいます。
自己受容と自己肯定の違いと関係
「自己受容」と「自己肯定」の違いについて理解できましたか?
【 自己受容 】
「ありのままの自分」や「ありのままの現状」を受け容れること。
【 自己肯定 】
「ありのままの自分や現状」を受け容れた上で、「自分に価値がある」と思うこと。
そう!2つを並べると分かるように「自己受容」と「自己肯定」は実はつながっています!
まずは「自己受容」が先です。
ありのままの自分や現状を受け容れるからこそ
自分を変える決断ができて次の行動が取れるようになります。(自己受容)
ありのままの自分を受け容れることで、初めて自分に価値があると思えるようになります。(自己肯定)
まずは「今のどんなあなたでも大丈夫」と認めてあげることが大切です。
自己受容→自己肯定の順でゆっくり育てましょう^^
自己受容 が人生の土台
「自己受容」をせずに、「自己肯定」だけをするのはオススメしません。
なぜなら、自己肯定は「できている自分」だけにフォーカスしているからです。
もちろん自分のできたことに目を向けることは大切です。
しかし、できない自分に直面したときに
「欠点がある自分はダメ」と自分を判断する癖がついてしまいます。
一方で「自己受容」が土台にあると、できない自分も優しく受け入れることができます。
まずはありのままの自分を受け容れるからこそ、良いところも悪いところもまるっと認めて
本当の意味で心から自分を肯定できるようになり
自信を持って毎日を生きることができるようになります。
自己受容を育てる方法
「自己受容と自己肯定の違いは分かったけど、どのように育てたらいいの?」と
思いましたよね?そんなあなたに具体的な方法をご紹介します!
まずは土台となる「自己受容」を育てる方法です。
自分のありのままの感情を書き出して客観視する
日常の出来事を通して得られた感情をそのままノートに書き出してみましょう。
- 空が綺麗に晴れていて気持ちがいい。
- 職場の人の手助けをしたら喜んでもらえて嬉しかった。
ノートに書き出すと内容を客観視できるので、より自分の感情に敏感になり
自分の心の声を大切にできるようになります。
ポジティブな感情は書きやすいので初めての方にオススメです。
慣れてきたらネガティブな感情も書き出してみましょう。
- 仕事で期日を間違えてしまって、周りの人に迷惑をかけてしまった…
- 皆さん忙しいのに申し訳なさと苦しい気持ちでいっぱい…
- 私ってなんてダメ人間なんだろう…。
ノートは誰にも見られない場所なので、ありのままの感情をそのまま書いて大丈夫です^^
ネガティブな感情にも寄り添う
ありのままの感情を書き出したら、その感情に寄り添ってあげましょう。
家族や親友を励ます時と同じように自分自身にも優しい言葉を書いてください。
- 仕事のミス辛いよね…。周りの人の時間を奪ってしまった罪悪感で
- 自分を責めてしまう気持ちもよく分かるよ。だけど完璧な人なんていない。
- 誰だってミスはするもの!だから自分をダメなんて思わなくて大丈夫だよ。
辛い、悲しい、苦しい。
ありのままの感情を第3者の視点で寄り添い、共感すると心のモヤモヤが軽くなります。
また紙に書き出すと頭の中でグルグルと悩んでいる時よりも
広い視野で感情と向き合うことができます。
ネガティブな感情を前向きな捉え方に変える
自分への励ましの言葉を書くことで自然と前向きな思考が出てきます。
→次は期日を忘れないようにカレンダーにメモしよう。
→2日前に仮の締切を作ってギリギリにならないように対策しよう!
→職場の方が同じような状況になったときに、快く手伝える人になろう!
このように自分の捉え方次第で
ネガティブな感情からも仕事の対策や自分の在り方を見つけることができます。
あなたはネガティブな感情に対してどんなイメージを持っていますか?
「ネガティブな感情=悪い」と思っている方も多いのではないでしょうか?
(私も昔はそう思っていました…!)
「ネガティブな感情」もあなたの大事な感情の1つです。
ネガティブな感情には「自分の強い想いや望み」が隠れていることもあります。
だからネガティブな気持ちにも蓋をせずに寄り添って向き合うことで
自分を受け入れ、前に進むきっかけにすることができます。
そう思うとネガティブな感情も悪くない、むしろ大切なものだと思いませんか?
心地良さに意識を向ける
こちらはネガティブな感情との寄り添いとは別のアプローチで
「心地良さ」に意識を向ける方法です。
特に自分を否定したり、責めたりしがちな方にオススメです。
行動や起きた出来事に対して「どうしたら自分は心地良い?」と問いかけてください。
「今の感情、心地良い?」
最初は難しいかもしれませんが、常に「心地良さ」を基準に思考や行動を選択すると
悲観的に物事を見る癖が少なくなり、自然と自己受容できるようになります。
自己肯定を育てる方法
自己受容ができるようになってきたら、次は「自己肯定」を育てるステップもやってみましょう!
スモールタスクで日常から成功体験を味わう
「自分はできる!」と思えるオススメの方法は日常の中で小さな成功体験を重ねることです。
いきなり大きなことをしようとすると、
ハードルが高いので失敗したときに自己否定につながる可能性があります。
だから最初は簡単に超えられるハードルを作って「できた!」を実感することが大切です。
日々の家事や仕事のタスクを上げる時に5分でできるスモールステップをたくさん書き出して
1つ1つゲーム感覚で実行してみてください。
きっと充実感や達成感で満ち溢れているはずです^^
できたことを毎日3つ書き出す
その成功体験を1日の終わりにノートに3つ書き出してみましょう。
書くことでより自分の「できた!」を実感でき、自信を持てるようになります。
時には上手くいかなかった日があったとしても
1日の終わりにできたことを書き出すと、良い1日だったと書き換えることができます。
「自信は自分を信じることではなく、自分のできたことを信じること!」
スモールステップで小さな「できた!」を毎日感じていけば
いつしかあなたの自信に変わっていきます♪
日常の小さなやりたいことを叶える
こちらも「小さなやりたいこと」がポイントです!
- ゆっくりお風呂に入りたいな
- 食べたかったスイーツを買おう
- 推しが出ているTVをリアタイしよう
日々頑張っているからこそ、日常のやりたいことを叶えてあげると
「自分を大切にできた」と実感して、自己肯定につながります。
「夢」と聞くと大きなものでないといけないと思われがちですが、
このような日常の小さなやりたいことも立派な「夢」です!
ぜひ小さな夢を叶え続けて、たくさんの「できた!」を感じてください。
今あるものに感謝する
自分を肯定できない人の特徴として、自分にはスキルや才能が足りないから
もっと頑張らないといけないと追い込んでしまうことが考えられます。
あなたはすでに完全で、今あるものがたくさんあります。
- 健康な体がある
- 雨風を凌げる安全な家がある
- 私を愛してくれる家族や友人がいる
- 働ける場所がある
- ミスしても助けてくれる同僚がいる
- ミスから学んで対策できる前向きな心がある
自分に無いものに目を向けるのではなく、すでにあるものに目を向ける癖をつけると
満たされた気持ちになり「私にも良いところがある!」と自己肯定できるようになります。
小さなことで良いので、自分や身の回りにあるものに目を向けて感謝してみてください。
【まとめ】自己受容も自己肯定も焦らずゆっくり育てよう
Point:「自己受容」を先にすること!
自分の良いところも悪いところも受け容れるからこそ
本当の意味で自分を肯定できるようになります。
種を蒔いたらすぐに芽が出て花が咲く訳ではないように、
自己受容・自己肯定もすぐに育つものではありません。
今回ご紹介した方法を毎日継続することで少しずつできるようになります。
つまり、すぐに自分や現状が変わらなくても焦らなくて良いのです!
今はまだ変化は見えなくても、日々の感情や出来たことに目を向けて進んでいる自分に「すごい!」
「昨日の自分よりできてるじゃん!」と思える。それだけで十分です。
良いところも悪いところも含めて世界でたった1人のあなたです。
どんな時も自分が自分の1番の味方でいてあげてくださいね。
思考や行動を変えるのは時間がかかりますが、
焦らずに自分と向き合い続ければいつしか自信を持って生きられるようになります。
その日を楽しみに、ぜひ今日から自分の感情やできたことに目を向けて
ゆっくり「自己受容」と「自己肯定」を育ててくださいね^^
最後まで読んでいただきありがとうございました!
Small Step Action
今日1日の出来事や感情をノートに書き出して、感情に寄り添ってあげる
「心地良さ」を意識して1日を過ごす