自己肯定感が低い原因とは?女性向けに特徴と高める方法まで解説
自己肯定感が低い自覚はあるけど
どうしたら良いのか分からない…。
内面も外見も自分の全てが嫌い…。
だけど自分を否定し続ける人生はもう嫌だ!!
女性は感受性が強いため、様々な情報や言葉を受け取り自分を否定しやすいです。
ただ感受性の強さを利用して、自分を大切にできるようになれば
自己肯定感を高めることができるようになります!
こんな人におすすめ
- 自分の内面も外見も好きになれず自己否定して苦しい…
- 自信が無くて、仕事もプライベートも上手くいかない…
- つまらない人生がこれからも続くことが怖い…
- 自己肯定感を高めて、自信を持って人生を楽しみたい!
自己肯定感とは?
「自己肯定感」の定義
【自己肯定感】
ありのままの自分や現状を受け入れた上で、「自分に価値がある」と思うこと。
「自己肯定感」と聞くと「自分を肯定すること」だと思われる方もいるかもしれません。
その前に「ありのままの自分や現状を受け入れること」が大切です。
受け入れるからこそ、初めて「自分に価値がある」「大丈夫!」と心から思えるようになります。
なぜ「自己肯定感」が大切なのか?
自己肯定感があると自分が「やりたい!」と感じたことに
素直な気持ちでチャレンジできるようになります。
過去の後悔も未来への不安も無く、ありのままの「今やりたい!」という気持ちを
真っ直ぐに叶えられる強さを手に入れることができます。
「自己肯定感」があると自分の望みを叶え続けられる人生を創ることができるようになるのです^^
自己肯定感が低い3つの原因
自己肯定感は子供の頃の環境や言葉、経験に大きく左右されます。
【原因1】親、家庭環境、幼少期の過ごし方
「テストで95点取れたのに、100点じゃ無いからと叱られた…」
親の完璧主義が原因で自分を否定され続けると、 自己肯定感 が下がってしまいます。
また良い時だけ褒められて、失敗した時は強く責められるような極端な接し方をされることで
「できない自分はダメなんだ…」と自己否定の癖がつくこともあります。
いい子にしないと親に大切にされない、褒めてもらえない…。
悲しい気持ちが積み重なって、 自己肯定感 は低くなります。
【原因2】過去の失敗や大きなトラウマ
- 人前で大きなミスをしてしまって、迷惑をかけた。
- 学校や社会で人から自分を否定される強い言葉をかけられた。
強い記憶ほど忘れようとしても忘れられず、
ふとした時に思い出して辛くなります。
そして過去のことなのに、今の自分もダメだと否定してしまいます。
この場合は当時の感情に寄り添いながら、
時間をかけて気持ちを解放してあげることが大切です。
【原因3】他者と比較され続ける環境
- 兄弟・姉妹
- 学校のクラスメイト
- 会社の同僚
- 友人
どの人生のステージでも集団に属する限り、比較されることからは避けられません。
つい自分よりもできている人や活躍している人を見ると
相手と比較して自分を落として、自己否定してしまいます。
また自分が比べていなくても、親や上司が比べて優劣を付けることで
「自分はできていないんだ…」と自己肯定感を下げる原因になることもあります。
自己肯定感が低い人の特徴
周りと比較して劣等感を感じる
自己肯定感が低い人は、自分を否定しているからこそ
「自信を持ちたい」と強い望みを持っています。
そのため自分の外にいる、自信溢れた人や輝いている人に目を向ける癖があります。
無意識のうちに比較して、強い劣等感を抱き、自己嫌悪に陥りやすくなります。
ネガティブな言葉や思考が癖になっている
周りから自分を否定される経験が多いため、
自分に対してネガティブな言葉をかける癖が付いています。
自分や周りの人からの言葉の力は強力です。
ネガティブな言葉がネガティブな思考を作り、
何事も上手くいかない状態が続きます。
その状態がより自己否定を加速させてしまいます。
自分の意志で決められない
自己肯定感が低い人は、周りの目を気にし過ぎて自分の感情を無視しがちです。
常に周りの意見に合わせてしまうため、自分の意志で決める成功体験が乏しくなります。
そうなると「自分は望みを叶えることが出来ない」というセルフイメージが作られて
自信の無さにつながります。
自分の意見を伝えられない
こんなことを言ったら変だと思われる
周りと真逆の意見を言うことが怖い
失敗したダメな自分を感じたくなくて、自分の意見を押し込めるので
心にモヤモヤを抱えやすくなります。
「言えなかった自分」を情けなく感じて、自己否定をしてしまいます。
人に好かれようと無理をしてしまう
「人から嫌われたくない。」「私を認めてほしい。」
自己肯定感の低さを他人に埋めてもらおうとするあまり
自分を犠牲にして、人に好かれようとする傾向があります。
- 本当は嫌なのに無理して周りに合わせる
- 悲しいのに「大丈夫」と笑ってしまう
- 周りに迷惑をかけないように1人で頑張る
自分の心の声を無視した行動を取り続けると
自分との信頼関係が崩れてしまい自分のことが嫌いになってしまいます。
何でも完璧にこなさないと気が済まない
完璧主義があると、高いハードルを少しでも越えられなかったら
「私はダメだ」と否定してしまいます。
本当は十分出来ているはずなのに、自分に厳しすぎて
良いところを見落として、ずっと自分を苦しめている状態です。
完璧はいつまでたっても終わりが無いので、
いつまでも自己否定を続ける原因になってしまいます。
自己肯定感が低い女性の特徴
外見や内面にコンプレックスがある
- 痩せている人が美しい
- 肌が綺麗な人が好まれる
- おしゃれな服を着こなす
女性はCMや雑誌などから外見や内面の
「女性はこうあるべき」という価値観の影響を大きく受けています。
理想の自分と今の自分を比較して、そのギャップに落ち込むと
自己否定のループに陥ってしまいます。
心無い言葉を言われて傷ついたことがある
「脚が太い」「顔が丸い」「自信なさそうだね」など
外見や内面に関するコンプレックスを他人から指摘されると
心が傷つき自己否定につながります。
言葉の力は強力なので、いくら自分が思っていなくても深く心に残ってしまいます。
「女性だから」と判断された経験がある
「女性だから」この仕事はさせられない
「女性だから」出来ないよね
「女性だから」掃除やお茶汲みは任せよう
「女性だから」料理できるよね
このように性別を理由に、仕事やプライベートで自分を否定される経験が
女性は特に多いのではないでしょうか?
自分の能力を性別だけで判断される悔しさや悲しみが
自分への怒りに変わり、自分を責めやすくなってしまいます。
人を頼ることができない
人から好かれたいと思うが故に「こんなことを頼んだら迷惑かな…」と
周りに気を遣い過ぎて人を頼ることが出来ません。
そして1人で全てを抱え込んで、上手くいかなくなり「自分は出来ない」と
落ち込んでしまいます。
人に依存しやすい
自分で決めて失敗することを恐れ過ぎて
家族や友人に合わせたり、決めてもらったりすると
一瞬の安心感は得られますが、自分で決められないセルフイメージがついてしまいます。
また人に認めてもらうことで 自己肯定感 を満たそうとするので、人に執着しやすくなります。
日本人の自己肯定感は低い
内閣府の調査によると、日本の若者は諸外国と比べて
自己肯定感を感じる人の割合が低く
自分に誇りを持っている人の割合も低いと明らかにされています。
自分に満足していない、長所があると思えない
- 自分自身に満足している・・・45.8%
- 自分には長所がある・・・68.9%
諸外国に比べて日本人は顕著に割合が低いです。
その中でも10代後半から20代前半の若い世代の割合が低く、
幼少期の過ごし方が、自己肯定感 の形成に大きく影響を与えると推察されます。
分からないことにチャレンジする意欲がない
上手くいくかわからないことに対し意欲的に取り組む・・・52.2%
諸外国と比べて日本人は上手くいかないことに対する意欲が低いです。
「つまらない、やる気が出ない」・・・76.9%
つまらない・やる気が出ないと感じる割合は諸外国と比べて高く
この傾向はいずれの年齢層でもみられます。
自己肯定感の低さがネガティブ思考に繋がり、チャレンジする意欲を衰退させ
日常がつまらないと感じさせる要因になっていると考えられます。
将来に明るいイメージが持てない
- 将来に希望を持っている・・・61.6%
- 40歳になったときに幸せになっている・・・66.2%
いずれも諸外国の中で日本が最も低いです。
また年代が高くなるほど、その傾向が顕著になっています。
20代以降で割合が下がっていることから
自己肯定感の低い状態で社会に出て
仕事もプライベートも上手くいかない現状が続いて、
将来への希望を感じられなくなっていると推察されます。
- 日本人は若い頃から自己肯定感やチャレンジ意欲が低い
→人生のつまらなさや将来への希望の無さにつながっている
出典元:内閣府「特集 1 自己認識|平成26年版子ども・若者白書(全体版)」(参照日 2020-04-23)
自己肯定感が低いデメリット
ネガティブ思考になり、行動が止まる
自己肯定感が低いとできなかったことや上手くいかなかったことにフォーカスするため
何か行動を起こそうとするときに、失敗や不安に襲われて一歩踏み出せなくなります。
自分の力を信じられず、「どうせ上手くいかない」と人生を諦める原因にもつながります。
仕事もプライベートも人間関係も上手くいかない
自己肯定感が低い人は人の反応を気にするため、
周りの人に頼れず、1人で仕事や悩みを抱え込んでしまいがちです。
また自信がないので本来の力を発揮できずに「仕事ができない」という思い込みができて
より仕事を上手くいかない状態になります。
自分にも人にもダメなところに目を向けるため、
コミュニケーションや接し方も否定的になり
プライベートや人間関係も上手くいかない状態になってしまいます。
自己否定を繰り返してメンタルが不安定になる
「上手くいかない私」が前提なので、些細なミスや失敗をしたときに
「やっぱり私はダメなんだ…」と必要以上に自分を責めてしまいます。
それを繰り返すうちに「ダメな私」がどんどん作り上げられて
不安が当たり前の日常になってしまいます。
失敗を恐れて自分らしく生きられない
自己肯定感が低い人は自信の無さからくる失敗やミスが多いため
必要以上に失敗を恐れています。
カッコ悪いところを見せないように仕事や人前で無理をしてしまい
自分の本来の力や意見を外に出せなくなり、生きづらさを抱えてしまいます。
自己肯定感を高めるメリット
新しいチャレンジを楽しんで、自分らしい人生を送れる
自己肯定感が高まると「私は大丈夫!」「何をやっても上手くいく!」と
前向きなマインドで行動を起こすことができるようになります。
何かを変えたいなら、必ず「行動」することが大切です。
自分の価値を認めた状態だと、新しいチャレンジも恐れずに楽しく前に進めます。
行動やチャレンジを重ねると、望む未来に近づいて自分らしい人生を送れるようになります!
自分も相手も認めて、人間関係が良くなる
自己肯定感が高まると、自分の良いところに目を向けられるようになります。
それと同時に人の良いところにも目を向けられるので
心から相手を尊敬し、自分の苦手なことを素直に相手に頼ることができるようになります。
お互いの良さを発揮して、認め合える穏やかな人間関係を育むことができます。
自分の本来の力を発揮して、自分らしい生き方・働き方が手に入る
自己肯定感が高い人は自分の価値を認めているので、
本来の強みや才能を活かす行動を取れるようになります。
仕事でも率先して得意なことを活かせるようになり、
周りの人のお役に立てて、喜びを感じてさらに力を最大限発揮できるようになります。
自分に在るものを大切に磨いて活かしていけるので、
自分らしい生き方・働き方も楽しめるようになります。
ありのままの自分を出せて、生きやすくなる
自己肯定感が高いと、どんな自分も受け容れて認められているので
自分の感情や思ったことも素直に外に出せるようになります。
ありのままの自分を出すことで、周りの人もあなたを魅力的に感じて
自分を本当に好きでいてくれる人が集まるようになります。
相手を尊重しつつ、気を遣いすぎない生きやすい世界を作ることができます。
女性が自己肯定感を高める方法
心地良さを追求して、心を満たす
まずは日々頑張っている自分を癒して、心地良く過ごすことを意識しましょう。
ついつい仕事でもプライベートでもやるべきことだけに追われて
自分のやりたいことを叶えられていない状態になっていませんか?
その状態だと「望みを叶えられない自分」がインプットされて
自信の無さや自己否定につながります。
- 行きたいところに行く
- お気に入りの物を身につける
- 食べたいものを食べる
日常の中で心地良いと感じる瞬間を増やしていくと
自分を大切にできている実感を得て、自己肯定感 が高まります。
五感で感じる
女性は感受性が強いので、五感を研ぎ澄ますとより自分らしさの開花につながります。
- 美味しいご飯を五感で味わい、お腹も心も満たす
- 湯船に浸かって、お湯の温かさや入浴剤の香りに癒される
- 道端に咲いている花を見て、爽やかな気持ちになる
- 温かいコーヒーをゆっくり飲んで、のんびり過ごす
- 職場の人に手伝ってもらって、感謝の気持ちでいっぱいになる
このように五感で感じられるようになると、何気ない日常も楽しいと感じられます。
そして直感が冴えて行動を起こしやすくなり、成功体験も得られます。
心の声を大切に行動できる自分を肯定できるようになります。
ノートにありのままの感情を書き出す
ネガティブな感情が出てきた時も、蓋をせずにノートに書き出して整理しましょう。
直接人に言ってしまうと良くないことも、ノートであれば安心して吐き出すことができます。
こうして自分の感情を大切にすると、本当の望みや思い込みが見えてきます。
ありのままの感情をただ受け容れてあげると、心が穏やかになり
自分も相手も否定せずにフラットに捉えられるようになります。
ネガティブな感情も大切にできるようになれば、
ネガティブな思考に振り回されなくなり、自分に価値があると思えるようになります。
ありのままの感情を親しい人から出してみる
ノートに感情を書き出す癖をつけると、自分の感情に敏感になります。
- 今モヤモヤしている…
- 落ち込んでいる…
- 楽しい!
- ワクワクしている!
どの感情もあなたの大切な感情です。溜め込まずに外に出してあげると
自分の心を大切にできている感覚を得ることができて、自己肯定感につながります。
まずは試しに親しい人から感情をさらけ出してみましょう。
抵抗がある人は明るい感情から出してみるとやりやすいです。
またネガティブな感情を出す時は「私は悲しい」「私は傷ついた」など
「自分がどう感じたか」を土台に伝えると相手を感情的に責めずに済むのでオススメです。
自分で決めて、選ぶ癖をつける
いつも周りの人と同じ選択に安心感を抱いていると、
自分で決めて選ぶ力が弱まり、他人軸な人生になってしまいます。
「私は本当はどうしたい?」
とまず自分に問いかける癖をつけてみましょう。
最初は失敗することもあるかもしれません。しかし、それも自分軸を作る大切な経験になります。
自分の望みを叶えられるようになると「自分に価値がある」と心から思えるようになります。
ぜひ日常の簡単な選択から練習して、望みを叶え続ける人生を創りましょう!
肯定的な言葉を使う
自己肯定感が低い人は、自然と否定的な言葉を自分にかけています。
できない
分からない
でも…
言葉が思考を作り、思考が行動を作り、行動が習慣を作り、習慣が人生を創る。
思っている以上に自分が耳にしている言葉の影響は大きいです。
できる
大丈夫!
やってみよう!
ラッキー!
ぜひあなたの心が喜ぶ言葉をかけてあげましょう。
少しずつ前向きな思考ができて、行動意欲が湧いてきます。
そして行動できた成功体験が自己肯定感を高めてくれます。
言葉の力も借りながら、小さな「できた!」を感じていきましょう^^
【まとめ】心の声や感情を大切にすれば、自分を大切にできて自己肯定感は高まる!
仕事にプライベートに、理想の自分を目指して日々頑張っている女性だからこそ
「今」感じていることや望んでいることに耳を傾けてあげてください。
自分の心を満たすからこそ自分を大切にできて
「自分に価値がある」と心から思えるようになります。
そして前向きな気持ちで行動ができて、自信につながります。
自分を満たすと、周りにも優しさを向けることができるようになります。
感受性の強い女性だからこそ、心の声や感情を無視せずに向き合ってください。
時には喜び、時には悲しみ、いろんな感情を味わうことで
自分軸で選べるようになって、自分らしい人生を創れるようになります。
まずはご紹介した内容を1つ1つ楽しみながらやってみましょう♪
ワクワクした気持ちでやることも成功の秘訣です!
自信を持って人生を楽しむ未来のあなたを楽しみに、チャレンジしてみてくださいね!
最後まで読んでいただきありがとうございました^^
Small Step Action
ご飯を食べる時はTVやスマホは見ずに食べることに集中する
お気に入りの香りアイテムでヘアケアやボディケアをする
日常の選択を「私はどうしたい?」と問いかけてから決める
悲しい感情が出てきたら、まずは3行ノートに書き出してみる
いつも頑張っている自分に「ありがとう」と言ってあげる