他人と比べてしまう心理とは?比較癖を克服する3つの方法

「SNSを見て友達のキラキラした姿に、焦りを感じてしまう…」
「比べても仕方がないと思っているのに、心がザワついてしまう…」
「自分のことを認めたいのに、つい足りていないところばかりに目が向いてしまう…」
こんな風に感じたことはありませんか?
つい「どうせ自分なんて」という風に思ってしまったり、
自分の劣っているところばかりを探し始めてしまって、
そこに支配されてしまっている。
そんな他人との比較の時間を少しでも減らしたいと思っているあなたに、
比較癖を克服する具体的な方法をお伝えします。

清水 七織子
一般社団法人ライフセレクトマジックコーチング代表
8年間で延べ2,000人超の女性のキャリア相談を実施。自己受容型キャリア教育を元にした魔法の自己分析講座を提供。2024年にはキャリアコンサルタントとしての知見を活かしたキャリアデザイン講座監修 / ブレない転職を叶える転職支援事業を開始。
この記事では、なぜ人は人と比較してしまうのかという心理的な仕組みと、比較癖を克服する3つの思考法について詳しく解説していきます。

▼記事の内容は、動画でも解説しています。
もしあなたが、他人と比較することなく、
自分らしい働き方や生き方を見つけたいと思っているなら、
まずは自分自身を深く知ることから始めてみませんか?
どう生きたいか、どんな価値観を大切にしたいかといった「生き方」から逆算して、



自分に合った働き方を選択できるようになると、他人との比較に悩まされることも少なくなるはずです。
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他人と比べてしまう心理的な仕組み


つい人と比べてしまう心理って何なのでしょうか。
実は、人と比べる気持ちが湧いてくるのは、あなたの心が弱いからでは一切ありません。
比較は人間の本能的な行動
比較というのは人間の本能的な行動なんです。
人の脳には、つい自分にとって足りないところ、足りないものに目が行くという習性があります。
ですので、SNSや周りの友達の切り取られた日常などにばかり目が行ってしまうのは、ある意味当然のことなのです。
意識していなくても、つい「自分には足りない、だけどあの人はすごい」という風に、無意識的に感じやすくなってしまいます。
完璧主義による認知の歪み
「どうせ自分なんて」という風に思ってしまったり、どんな出来事からも自分の劣っているところばかりを探し始めてしまって、そこに支配されてしまう。
そんな経験はないでしょうか?
これは完璧主義の方に多く見られる傾向です。
これは「認知の歪み」と言って、自分の価値を正しく評価できなくなってしまう、必要以上に自分のことを下げてしまう傾向があることを指します。
群れの中での生存戦略
比較をしてしまうのは、ある意味、人の生存戦略の1つでもあります。
私たちはもともと群れの中で自分の立ち位置を確立することで、自分の立ち位置を確認しながら生きてきました。
学校でもそうでしたよね。
序列社会の中で、その部分がどうしても強化されていってしまって、そうすると他人よりも劣っていて、自分にはこれが足りないという風に、やっぱり無意識に感じてしまうのは当然なのです。
人は自分の価値を人と比較することによって判断するという、心理学的な部分があるということです。
ここまでをまとめると、比較をするのはある意味仕方がないこと、無意識の比較をしてしまうということです。ただし、それによって自分を落としてしまうのは良くありません。
無意識なことであれば、反対に意識していけば変われます。
では次に、どうしたらいいのかを見ていきましょう。
比較癖を克服する3つの方法


比較癖を克服するための3つの思考法について詳しくお伝えしていきます。
【方法1】他人ではなく過去の自分と比較する
まず1つ目は、人と比較ではなく過去の自分と比較してください。
他者との比較と自己比較という、こういう比較が実はあります。
他人との比較はどうしても不安や劣等感を生み出しやすいものです。
しかし、自分との比較「昨日より一歩進めた」「成長できた」という風に自分と比較していくと、人は自己効力感というものがどんどん生まれていきます。
この自己効力感というのは「自分にはできる」という感覚です。
これが前向きな行動のエネルギーになってくれます。
具体例: 1年前は人前で話すことが結構自分の中では苦手だったけど、今は会議で意見が言えるようになった。そんな感じで自分の過去と比較してみましょう。
【方法2】自分にあるものにしっかりと目を向ける
2つ目は、自分にあるものにしっかりと目を向けてほしいということです。
人の脳はやはり欠けているもの、不足にフォーカスしやすいという無意識的な働きがあります。
だからこそ大事なのは、自分で意識して今既にあるもの、ある幸せにしっかりと目を向けてみるということです。
そのためには何をしてほしいかというと、「できた」や「感謝」の習慣をつけていきましょう。
感謝することやできていることに目を向けることによって、幸福感や満足度が人は高まってきます。
そうすると他人との比較するその欲求が薄まっていくということも研究結果で出されているんですね。
具体例: 今健康で働いている状態とか、自分に信頼できる人がいること、ありがたいなという風に目を向けてみましょう。
【方法3】自分の価値は自分で決める
そして3つ目です。
自分の価値は自分で決めていいということです。
そもそも幸せや成功というのは人によって違います。
その定義って本当に人それぞれなんですね。にもかかわらず、この他人の物差し、他人の軸で生きようとすると、やっぱりどこまで行っても足りない自分に苦しくなって目が行ってしまいます。
ですので、大事なことは自己決定するということなんですね。
自分の内側から湧いてくる動機を元にしっかりと選択して行動すると、自分自身の幸福度がどんどん高まってきます。
具体例: 私にとっての幸せって、力を抜いて日々を整えて過ごすこと、これが私の幸せ。そんな風に言えると自分の道をしっかりと歩んでいる自分の足ということですね。



この自分の軸ができ上がってくると、そうすると比較することも少なくなってきます。
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比較癖を手放すために今日からできること


日常で実践できる具体的なステップ
朝の感謝習慣



起床時に3つの「ありがたいこと」を心の中で思い浮かべるか、ノートに書き出してみましょう。
小さなことでも構いません。
「今日も健康で目覚められた」
「温かいベッドで眠れた」
「大切な人がいる」など
自分が当たり前だと思っていることにも感謝の気持ちを向けてみてください。
夜の振り返り習慣



寝る前に「今日できたこと」を1つ見つけてみましょう。
「仕事で小さなタスクを完了したこと」
「誰かに親切にしたこと」
「自分を大切にできたこと」など、
どんな些細なことでも自分を認めてあげる時間を作ってください。
SNS利用の見直し



SNSを見る際は「切り取られた一面」であることを意識しましょう。
他人の投稿を見て比較的な気持ちが湧いてきたら、一度画面から目を離し、自分の日常の良い面にも同じように注目してみてください。
自分軸を育てるための質問
比較癖から抜け出すためには、自分自身との対話が重要です。
以下の質問を定期的に自分に投げかけてみてください。
- 「私にとって本当に大切なことは何?」
- 「他人の評価を気にせずにいられるのはどんな時?」
- 「過去の自分と比べて成長したことは?」
- 「今の自分が誇れることは何?」
- 「理想の自分に近づくために、今日できることは?」
これらの質問に答えることで、他人ではなく自分の内側に意識を向ける習慣が身についていきます。
他人と比較してしまう人からよくある質問


他人と比較してしまう人からよくある質問に回答します。
Q1: 比較をやめたいのに、どうしても他人が気になってしまいます
Q2: 自分との比較をしようとしても、昔の方が良かったと感じてしまいます
Q3: SNSを見るとどうしても落ち込んでしまいます。やめた方がいいでしょうか?
Q4: 完璧主義をやめたいのですが、どうすればいいですか?
Q5: 職場で同僚と比較してしまい、自信を失ってしまいます
大切なのは比較に支配されないことです。
「あ、また比較してるな」と気づいたら、それだけでも大きな前進です。
その瞬間に意識的に自分の成長や持っているものに目を向け直してみましょう。
完璧を目指すのではなく、気づく回数を増やしていくことから始めてください。
客観的事実に基づいて比較することが大切です。
具体的なスキルや経験、対人関係の質など、数値化できるものや具体的なエピソードで比較してみてください。
「昔は良かった」ではなく「あの時はこれができていた、今はこれができるようになった」という風に、それぞれの時期の良い面を認めることから始めましょう。
見る時は「切り取られた一面」であることを意識し、自分の日常の良い面にも同じように注目してみましょう。また、フォローしている人を見直して、ポジティブな影響を与えてくれるアカウントを選ぶことも大切です。
まずは「60点でも合格」「失敗は成長の機会」という考え方を取り入れてみてください。
小さな進歩を認める習慣から始めて、完璧でない自分も受け入れられるようになることが目標です。
「今日は70%できた、明日はもう少し頑張ろう」という風に、段階的な成長を意識してみましょう。
同僚の得意分野と自分を比較するのではなく、自分の強みや成長している部分に焦点を当てましょう。
また、チームとしての貢献や、自分らしい働き方ができているかを評価軸にすることも大切です。
一人ひとり役割や得意分野が違うからこそ、チームとして機能するということを思い出してみてください。
まとめ:比較癖を手放して自分らしい人生を歩もう


人と比べてしまうのは脳の仕組みや社会の影響が原因です。



この比較癖を手放すには、以下の3つの方法を実践してみてください。
- 他人ではなく過去の自分と比較する
- 既にあるものに感謝と目を向ける習慣をつける
- 自分の価値基準を持ち、自己決定を大切にする
一人で変わることが難しい時におすすめなのがコーチングです。
コーチの力を借りて、自分のできていることに目を向けてみましょう。
そうすると、自分にもこんなに素敵なところがあったということに気づけるはずです^^



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