自分を知ることの大切さとは?メリットと自己分析の方法・質問ワークも解説
自分には何が向いているのか分からない
選択肢が多すぎて、いつも何を選んで良いのか迷う…
周りの期待や流行に左右され、自分らしさが分からなくなってしまう…
このような悩みを抱えていませんか?
自分を知らないと他人や社会に振り回されてしまいます。
しかし、自分を深く知って迷いや不安を減らせば
自分らしい人生を歩めるようになります。
今回の記事では、以下の内容を詳しく解説します。
- 自分を知ることの5つのメリット
- 自分を知るための自己分析の方法
- 自分を知るために大切な3つのポイント
記事の後半では『自分を知ることで変わった3つのこと』も解説しています。
ぜひ最後までお読みください♪
自分を知ることの大切さとは?
自分のことだから分かっているはず!
そう思って、ついつい自分を知ることを後回しにしていませんか?
自分を知らないと周囲の意見に振り回されて本当の望みを見失う原因になります。
まずは「自分を知ることの大切さ」を知って、自己分析を進めていきましょう!
自分軸で決めるから自分らしい人生を歩める
自分らしく生きるためには何事も『自分軸で決めること』が大事です。
周りと同じ選択をするのは楽で安心ですが
その人には合っていたとしても自分に合うとは限りません。
私は本当はどうしたいの?
自分の価値観や心の声を大事にした決断をすることで
自分にぴったりの選択ができます。
1つ1つの選択が自分の想いを大切にしたものであればあるほど
自分らしい人生に近づいていきます。
「自分で選択できた!」という実感が自信や自己肯定感にも繋がります。
「自分を知ること」が自分らしい人生の土台になるのです!
本当にやりたいことに大切な人生の時間を使うことができる
自分を知ることで得意なことや好きなこと、
自分らしさを発揮できる環境・人間関係が分かるようになります。
興味があることに挑戦する中で本当にやりたいことも見えてきます。
自分を理解できるようになると、ありのままの自分を活かして情熱を注げることが見つかり
そのために人生の時間を大切に使うことができるようになります。
自分の使命を生きることで人生の幸福度も上がり
今まで以上に充実した日々を送ることができます。
自分を高め続けるきっかけになる
自分を知ることは1回限りではありません。
年を重ね、成長するたびに好きなことや興味関心は変わっていきます。
ライフステージや人間関係も変化していきます。
だからこそ常に自分と向き合い、今何に心が動くのか
どんな生き方をしたいのかを明確にすることが大切です。
また経験を重ねることで昔は気づかなかった強み・才能に気づいたり、
新たなスキルが身についたりもします。
自分ができることを定期的に棚卸しておくと
新たな挑戦に踏み出し、チャンスが来た時にすぐに掴める自分になれます。
自分と向き合い、自分を高め続けることで
毎年最高で豊かな人生を更新し続けることができるようになるのです!
「自分を知ること」を大切にして、自分らしい人生を創っていきましょう♪
自分を知ることの5つのメリット
自分を知ることで得られるメリットについて5つご紹介します。
未来の自分を想像しながら読んでみましょう。
自分軸が見つかって自信がつく
自分を知ることで、自分にも良いところが「ある」と気付くことができます。
「ある」を感じることで、強みや才能を認められるようになります。
また自分の大切にしたい価値観や好きなことを明確にすると
他人の意見に振り回されずに、自分軸で物事を選択できるようになります。
自分を知ることで元々持っているものに気づき
自分の意志を尊重できた実感が、さらなる自信に繋がります。
決断力が上がって、迷いがなくなる
自分を知って、自分軸が明確になると決断力も上がります。
今、私はどうしたい?
私は何を大切にしたい?
判断基準が明確なので、迷わずに選択できるようになります。
たとえ選択を失敗したとしても、自分で決めたことなので
後悔が少なく、気持ちを切り替えて次に活かすこともできます。
日常の小さな決断から、仕事や人間関係など人生に関わる大きな決断まで
人は何回も選択と決断を繰り返します。
自分を知って、自分の意志で1つ1つ決断できるようになれば
自然と人生も良くなっていきます。
自分を大切にできて心身が健康になる
自分を知ることを大切にすると、心身の些細な変化にも気づけるようになります。
そして自分がどんなことで幸せを感じられるかを理解しているので
自分を労わる行動も取ることができます。
気分が落ち込んでいるなぁ…
今日は体がこわばっている
今日は帰ったら最低限のことだけ済ませて、ゆっくりお風呂に入ろう!
自分のことを1番理解してあげられるのは自分自身です。
「今、どう感じている?」「何をすると心地よいと感じる?」と自分に問いかけて
心の答えを明確にしておくと心身の健康を保てるようになります。
自分を知って、セルフケアできるようになれば
健康な心身でより一層、前向きに人生を進むことができます!
自分の意見を我慢せずに伝えられるようになる
自分を知ると、自分の意見や感情も理解できるようになります。
他人の意見に無理して合わせたり、自分の意見を我慢したりすることも少なくなり、
「私はこう思う」というスタンスでありのままの意見を伝えられて
ストレスのない人間関係を築けるようになります。
自分軸を大切にできるようになると、相手の意見も尊重できるようにもなります。
もし意見がぶつかったとしても、健全に最適解を見つけられるので
より良いアイデアを生み出したり、チームワークを向上させたりすることにも繋がります。
自分の望む生き方・働き方が明確になる
自分を知ることで、価値観や大切にしたいことが分かります。
自然と望む生き方が見えてきて、生き方をベースに働き方を考えることができるようにもなります。
また自分の強み・才能を知ることで、自分を活かした働き方もより明確になります。
人はゴールが決まると動き出すことができる。
望む生き方・働き方を叶えるためにはどうしたら良いかを考えて
少しずつ今と違う行動を取っていけば、より幸せに満ち溢れた人生を創ることができます!
自分らしい人生を生きたいならまずは「自分を知ること」が大事。
自分を知るからこそ、自分にぴったりの選択ができて
自分らしい人生を楽しめるようになるのです!
自分を知るための自己分析の方法【質問】
次に自己分析が苦手なあなたへ「自分を知る質問」を4つご紹介します。
人は問いを投げかけると思考を始めます。
すぐには答えが出ないかもしれませんが、諦めずに向き合うと答えが見えてきます。
ぜひ、紙とペンを用意して書き出してみましょう!
強みを知る質問
あなたの自然な強みを見つける質問です。
人のために動けるということは、自分の得意なことが『ある』という証拠です。
また人のお役に立てる実感も得やすいので、自分らしい働き方のヒントにもなります。
小さなことでも良いので、思いつく限り書き出してみましょう。
そこからどんな強みが見えてくるのかを導き出しましょう。
「これって強みなのかな…?」と思うかもしれませんが、
気にせずに主観で良いので書き出してみましょう!
強みだと考えにくい場合は「できていること・良いところ」と
捉えてみると書き出しやすいかもしれません。
例)後輩に指導する時に相手が理解できる言葉で、丁寧に説明をするようにしている
【見えてくる強み】
- 分かりやすく伝える力がある
- 語彙力が豊富
- 相手目線で対応できる
- 人に教えることが上手
- 信頼を築くことができる
最初の質問と似ていますが、こちらは他者目線であなたの強みを見つける質問です。
あなたが人から「すごい!」「センスある!」など褒められることは何ですか?
その中に実はあなたが気付いていない強みが隠れています!
人からの褒め言葉をもとに自分目線で強みを見出してみましょう。
例)「服がいつもおしゃれで素敵!」
【見えてくる強み】
- 自分を客観視して魅力的に見せる力がある
- 色の配色のセンスがある
- 流行を取り入れるアンテナが強い
- 自分の好きなものを選択する力がある
この例だと「ショップの店員さんが向いているのかな…」というように
すぐに仕事に結びつけようとすると思考が狭まってしまいます。
職業ではなく、日常の仕事で間接的に強みを活かせる可能性があります。
(例:資料を作るときのデザインセンス/世間の流行をリサーチする)
いろんな可能性を感じながら、強みを「知る」ことを楽しんでみましょう♪
才能を知る質問
子どもの頃に夢中になっていたことは、本来持っている才能や情熱を知るヒントになります。
自分の可能性を信じて心のままにワクワクとやっていたことを
大人になった今でもできるようになると
ありのままの自分で豊かな生き方・働き方を叶えることができます。
子どもの頃に夢中になっていたことは何ですか?
例)野球が好きで夢中になっていた
Aさん:チームプレーで協力する楽しさに夢中になっていた
Bさん:親と野球観戦をして応援したり、感動したりすることに夢中になっていた
人によって同じ好きなことでも、夢中になるポイントは違います。
どんな『行動』に夢中になっていたかまで具体的に書き出すと
よりあなたが持つ才能が見えやすくなります。
人が難しいと感じるけど、自分が楽しいと思える仕事にはあなたの才能が隠れています。
現在、苦手な仕事をしている人もいるかもしれませんが、
その中にも1つは得意で楽しくできる作業があるはずです。
もし思いつかないという場合は、日常の仕事の中で楽しいと感じることに
意識を向けてみると見つかるかもしれません。
例)資料作成やタイピングの作業
- 読みやすさや分かりやすさを考えながらデザインや構成を考えられる
- 細かい微調整でより良いものを作る過程が楽しい
- タイピングの作業も集中できて速く打てると楽しい
価値観を知る質問
人生で大切にしたい価値観を明確にすることも大切です。
大切にしたい価値観を大切にできるからこそ、自分らしく人生を歩めます。
価値観を知っておくと人生の決断も自分軸で迷わずに選択できます。
人生の様々な要素を思い浮かべながら、今自分が大切にしたいことは何かを書き出してみましょう。
まずはたくさん価値観を書き出して、その中で自分に「大切にしたいことはどれ?」と問いかけましょう。
そして日常の中から価値観を大切にする小さな選択と行動をすれば少しずつ世界は変わります。
例)価値観:自分のやりたいことをする時間がある
→まずは月に1回、定時で上がって好きなことを楽しむ時間を作る
不公平や怒りを感じる瞬間は、あなたの価値観が侵害されていると感じる時です。
一見ネガティブな感情に思われますが、本当に大切にしたいことを教えてくれます。
ネガティブな感情も悪者にせずに、自分を知るヒントとして活用しましょう。
例)ルールを守って行動していたのに、理不尽な理由で怒られた
→正直でいること、規則を守ることを大事にしている
やりたいことを知る質問
年を重ねていくと様々な情報をインプットするため、現実に目を向けると
どうしても「無理…できない…」とやりたいことに制限をかけてしまいます。
そこで現実の制約を取り払って未来を描きましょう。
そうすると、あなたの本当の望みが明確になります。
最初は思い浮かばなくても、手を動かしていくと少しずつ望みが出てきます。
楽しみながらチャレンジしましょう♪
人生の最後に達成したいことを想像すると、
生き方や働き方の優先順位を見直すきっかけとなります。
人生の最後に1番後悔することは
「勇気を出して、もっと自分の人生を生きればよかった…」
ということです。
今が精一杯で自分の人生を生きれていないと感じている方は
一度この質問に触れて少し視野を広げてみましょう。
私は本当はどんな人生を生きたいのだろうか?
本当に今のままでいいの?
いろんな感情が出てくると思います。
その感情1つ1つに向き合っていくとあなたが本当に生きたい人生が見えてきます。
自分を知るために大切なポイント
自分を知ることは1日にしてならず!
日々の小さな習慣と意識で、少しずつ自分が分かるようになります。
以下の3つのポイントを参考にしながら、自分と向き合ってみましょう。
日々の出来事から感情を振り返り、深掘りする
日常の出来事の中でたくさんの感情を感じています。
その感情は自分を知る大切なきっかけになります。
心が動いた瞬間にノートに出来事と感情を書き出してください。
そしてそこから分かる「自分軸」や「気づき」まで深掘りしてみましょう。
例)仕事で新人の人に丁寧に優しく説明をしたら感謝されて、とても嬉しい気持ちになった!
【気付き】
☆私は人に親切にすることを大切にしている
☆人の喜びを自分の喜びに感じることができる
☆人と関わることで、嬉しさをより感じられる
1日の中でも良い出来事もあれば、悪い出来事もあると思います。
こうして1つ1つ振り返り、自分を知るヒントにしていけば
どんな出来事にも感謝して、意味のあるものだったと肯定することができます。
コツコツと自分と向き合って全ての感情を自分を知るヒントにしていきましょう!
どんな感情も受け入れて大切にする
物事には表と裏、陰と陽があります。
どちらが良くて、どちらが悪いというものではありません。
それは感情も同じです。
一般的にはポジティブな感情は良くて、
ネガティブな感情が悪いというイメージが強いですが
ネガティブな感情にも自分を知るヒントは隠れています。
例えば「嫉妬」は暗くてドロドロとしたイメージがありますが
見方を変えると、それだけ自分がなりたい姿だから抱く感情です。
つまり、自分の強い望みが隠れている!
そこに気付いて、その望みを叶えるための行動にシフトすれば
嫉妬という感情も自分の人生を豊かにするきっかけに変えられます。
全ての感情はあなたにとって重要なメッセージを送ってくれます。
どんな感情も抑えつけるのではなく、受け容れてあげて
その中にある大切なヒントは何かに意識を向けてみましょう。
人からの褒め言葉も素直に受け取る
日本人は「謙遜」する文化が根付いています。
もちろん謙虚な一面もあって良いのですが
謙遜しすぎると自己否定に繋がってしまいます。
褒められた時についつい「そんなことないですよ…!」と言っていませんか?
せっかく褒めてもらったのに、自分にも相手にも失礼になってしまいます。
最初は勇気がいるかもしれませんが
「ありがとうございます」と素直に受け取ってみてください。
実は「人からの褒め言葉」は自分を知る大きなヒントになります。
なぜなら人は自分の良いところに気が付かないからです。
「できて当たり前!」「誰でもできるでしょ…」と思い込んでしまうので
本当は大きな強みや才能を持っているのに気づかないままになりがちです。
それは勿体無い!
だからこそ人の客観的なフィードバックは自分では気付けない
自分の良いところを知る大きなヒントになります。
自分のためにも、褒め言葉を贈ってくれた相手のためにも
ぜひ今日から褒め言葉を素直に受け取ってみましょう!
自分を知ることで変わった3つのこと
自分を知ることで実際に変化したことを3つご紹介します。
成長した未来の自分をイメージして、自己分析を楽しみましょう。
自分軸で選択できて、自己受容感・自己肯定感が高まる
自分を知ることが習慣になると、自分の内側に目を向けられるようになります。
「仕事で失敗してしまった…。どうしよう…。」
時には上手くいかない時もありますよね。
自分を知っておくと、自分の行動を振り返ったり、感情に寄り添うことができます。
「失敗して辛いよね。最近頑張り過ぎていてミスしてしまったのかも。」
そして自分を癒す方法を知っているので、すぐに対策を取ることもできます。
「良く頑張っているよ!今日はゆっくりお風呂に入って早く寝よう。」
「気持ちをリセットして、失敗を次に活かしていこう^^」
自分を知っておくことで「自己受容」と「セルフラブ」を自然とできる私に変わりました。
また、自分を知ると人生の様々な選択も自分軸で選べるようになります。
今日はこの服にしよう!
今日はお茶の気分♪
このように日常の小さな選択から自分軸で選択できると
心が満たされて、充実感を得ることができます。
『私は私のために、選択できた!』
自分を想う気持ちを感じて、自己肯定感が高まります。
やりたいことが分かって、挑戦を楽しめるようになる
自分を知ると、興味があることへの情報や望みも明確になります。
小さな行動から1つ1つ挑戦してみると、どんどん次の望みが湧き出てきます。
本屋さんでたまたま目に留まった本を読んだ
▶︎ 作者さんの文章が好みでさらに他の本も読みたくなる
▶︎ 今度、地元でセミナーをやる情報をキャッチ!
▶︎ 逢いに行こう!!
このように最初は些細な一歩でも行動を起こすからこそ
どんどんエネルギーが湧いてきて、行動量が上がります。
自分の「やりたい!」ベースで行動できるので
自然と挑戦も楽しめるようになります。
挑戦して「できた!」という成功体験を重ねていくと
挑戦への恐怖心も少なくなり、常にコンフォートゾーンを抜けて
成長し続けるあなたに変わることができます。
自分を大切にできて、心地よい毎日を送れる
機械やロボットも突然壊れます。人間なら尚更です。
いつもガンガン前に突き進むことは不可能です。
調子が良い時もあれば、悪い時もある。それが人間です。
自分に目を向けるようになると、その時の心や身体の調子の変化にも
気付きやすくなります。
今日は調子が良さそうだから、近所のカフェに行って集中してみよう♪
今朝は身体が重いな…。もう少しだけ寝よう。
進みたい時は進む。休みたい時は休む。
自分と仲良くしながら、自分のペースで人生を歩み
心地良い毎日を送ることができるようになります。
人と比べることも悪いことではありませんが
時には自分のペースを見失う原因にもなります。
比べるのは、過去の自分。
見つめるのは、今の自分。
描くのは、未来の自分。
いつでも「自分」に目を向けて「自分を知ること」が人生の土台になります^^
まとめ:自分を知ることが人生の土台!日常から自分に向き合っていこう♪
自分を知ることは「自信」や「決断力」をもたらしてくれます。
その上で行動を取っていけば、心身が健やかな状態で
あなたらしい生き方・働き方を叶えることができます。
自分を知るコツは、日常の小さな出来事や感情から自分と向き合うことです!
自分の感情や周りの人からの言葉にアンテナを張って
自分はどう感じたか、どうしたいか、何が好きなのかを
1つ1つ丁寧に掘り下げていくと自分軸が太く、強くなっていきます。
小さなことからコツコツと♪
自分を知って、自分で決めて、あなたらしい人生を創っていきましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました^^
Small Step Action
◎ 自分を知るための自己分析の方法【質問】を1問ずつ5分書き出す。
◎ 日常の出来事から感情や気づきを毎日1つ書き出す。
◎ 人からの褒め言葉をもらったら素直に感謝して受け取る。